一般歯科

なるべく痛くない、削らない治療

できる限り「痛くない」「削らない」患者さん目線の治療を心がけています

できる限り「痛くない」「削らない」患者さん目線の治療を心がけています

虫歯治療というと、「痛い」「削られる」といったイメージばかりが先行して、早めの受診を敬遠する方が少なくありません。しかし、ほかのほとんどの病気と同様、症状が進行する前に治療を受けることで、負担はそれだけ小さくなります。

虫歯になる原因

まずは虫歯になるメカニズムを理解しましょう

まずは虫歯になるメカニズムを理解しましょう

虫歯になる原因とメカニズムは、一般的に「口の中の細菌が繁殖し、糖質を分解してつくられる酸によって、歯質が溶かされる」というものです。「プラーク」という言葉を聞いたことがないでしょうか。「プラーク」は、歯垢とも呼ばれ、食べかすが溜まったものですが、実はこれが「細菌の塊」なのです。そしてこのプラークの細菌こそが「虫歯の犯人」というわけです。さて、お口の中のpH(ペーハー)は、正常時だとおおむね6、7程度の中性状態です(おおまかな目安として、pH7前後は中性、それより上はアルカリ性、下は酸性)。この状態が維持されている限り、虫歯になることはありませんが、もし、pHが5.5以下になると、とたんに歯が溶け始めるのです。では、どのような状態になると、pH値が下がるのでしょうか。それは、最初に述べたように「細菌によって糖質が分解され、お口の中が酸性になった時」です。糖を含んだ食べ物を多量にとると、プラーク中の細菌が酸をそれだけたくさんつくり、お口の中のpH値をどんどん下げることになってしまいます。

虫歯の進行

第1段階

歯の表面に細菌が付着し、増殖していく。

第2段階

細菌は食物から取り込まれた糖(しょ糖)を分解する。

第3段階

酸と不溶性グルカンがつくられ、これを温床にしてさらに細菌が増える。

第4段階

エナメル質表面から酸がカルシウムを奪い、不溶性グルカンがその上を覆う。

第5段階

エナメル質が壊される。

当院の虫歯の治療

虫歯かなと思ったら早めの受診を

虫歯かなと思ったら早めの受診を

当院の虫歯の治療虫歯の治療の基本は、「取り除く」ことであり、患部を修復するバリエーションとしては、「詰める」「はめ込む」「被せる」の3つに分けられます。当然のことながら、症状が進行した重度の虫歯(上記の「第3段階」、一般にC3以上)では、神経を取り除く必要があることも否定できませんが、当院では、初期から中程度の虫歯では「まず削らずに」治すことを念頭において治療しています。初期であれば、コンポジットレジンと呼ばれる充填材を使用することで(状況によりますが)、一度で治療を完了させることも可能です。中期の場合で、充填だけでは対応不可能な時は、金属やセラミックなどの人工物で補う方法をとります。虫歯の程度が軽度な場合、フッ素塗布や歯磨きで回復が期待できることもあります。何か変だなと感じたら、たとえ痛みが出ていなくても、早めに受診されることが一番大切です。

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